ご挨拶

       
  この度、第四代の会長に就任致しました岸伸晃と申します。今後とも御協力の程、宜しくお願い申し上げます。
  先の定時総会におきまして、私と一緒に役員である副会長及び常任幹事並びに会計監査、そして、名誉会長が選任されました。
  副会長は、寺本勝彦、秋田一壽、長谷川幸子、栗原勇晨、西野雅也、庄司由美子、前田浩利、櫻井泰紀の各先生方です。
  名誉会長は、元会長の渡邉寛治先生、そして前会長の池田成章先生です。
  常任幹事及び会計監査の先生方は、このホームページの「役員等一覧」においてご報告させて頂きます。
  今回、名誉会長になられました前会長の池田成章先生は、強いご意思と実行力、それにプラスした細やかなお心遣いで、当会を大きく発展させられました。心より感謝し、お礼を申し上げますと共に、今後とも豊かな経験をもとに、私共にご指導を賜われれば幸いです。
  さてここで、私の自己紹介をさせて頂きます。
  昭和27年松本市に生まれ、松本深志高校から中央大学法学部法律学科に進み、平成3年行政書士の登録開業です。
  高校では、サッカー部の部室に通学し、昭和44年のインターハイに出場して、後に漫画「赤き血のイレブン」のモデルになった大会優勝校と対戦するまで勝ち続けました。その3年間の『一所懸命』が、今の私の核となっています。
  次に、大切な当会運営についての所信を申し上げます。
  今年2月、NHKで市川團十郎さんのインタヴュー番組を見ました。歌舞伎がパリ公演を成功させて国際的に打って出て、また目前に新歌舞伎座が竣工するという時期に、「これからの歌舞伎はどうあるべきとお考えですか」と聞かれ、團十郎さんは「身の丈に合ったことをしなければなりませんね」と仰しゃいました。私は、この言葉に胸を打たれました。そして今、会を思うとき、当会運営の大前提にしたい言葉だと思いました。
  当会は、「白門」をくぐって真理探究の殿堂に足を踏み入れた中央大学に縁のある皆様、しかも行政書士という同じ職業に就く皆様で構成される団体です。そこにおける懇親は、単なる情報交換よりも深く、自らのアイデンティティを確認し、相互の薫陶と教養の陶冶に繋がるものです。それは、個人として大きな喜びであると共に、そのようにして高められた「人格的な力」と、当会主催の高い質を誇る中央大学教授による講演会で学ぶ「智の力」が相俟って、社会的に有意義な仕事も可能になると考えています。それこそ中央大学の校風、質実剛健ではないでしょうか。その結果、行政書士制度の一層の確立に資すれば何よりです。以上は、私の考えの基調であり、当会の活動が懇親と講演会に止まるという訳ではありません。会員皆様のために、皆様と共に、定時総会で決った本年度の事業計画をきちんと遂行して参ります。
  この会の皆様は、実力者揃いであり、日常も大変にご多忙と存じます。それでも、会のために少しずつ力を出し合って、和気藹々と協力し、賑やかな活動をして行きたいと、心より願っております。ご協力の程、重ねて宜しくお願い申し上げます。

行政書士白門会
                         会長 岸 伸晃